今日〔10月31日)、東京・有楽町日劇3で、
「アイアンマン」の最終回をみてきました。
(TOHOシネマズ六本木では、昨日が一番大きい7番スクリーンでの上映だったので、昨日はそっちで観てきました)
この映画については、
いろいろなレビュー等を書いてきたのにまだまだ書き足らないし、
なにより、沢山の想い出があるのですが、一応、最後のレビューです。
「アイアンマン」の中で、何度もみても
名シーン!とうなってしまうのが、
インセンの死に面したときのトニーの表情なんです。
インセンのかかえていた悲しみ
そして真意を知ったトニーが、
彼にむける、なんともいえない優しいまなざし
そしてその後、敵にキッと向ける怒りの眼、、
この1カット(1シーン)の”目”の演技で、
トニーの心の変化を表現してしまう、、
ロバート・ダウニィJRは本当に名優だと思いました。
この瞬間からパワードスーツは、
”脱出のための道具”
から
”トニーのすべきことそのもの”
になったのです。
僕は、今回配給を担当されたソニー・ピクチャーズさんが
「装着せよ−強き自分」というコピーを考えられたとき、
心底、感動しました。
なぜなら、このフレーズは、映画の宣伝コピーを超えて、
”アイアンマン”の物語というかキャラクターの本質を、
ものの見事にいいあてているからです。
1963年にデビューして以来、数あるアメコミ・ヒーローの中で、
これほどコスチュームに依存してきたヒーローはなく
(他のヒーローは偶発的に得た”力”に依存している)、
だからこそ、「アイアンマン」のコミックは、
”このアーマーはトニーにとってなにか?”
をずっと物語の軸にしてきました。
その答えとして「装着せよ−強き自分」は完璧であり、
スパイダーマンにおける”大いなる力には、大いなる責任が伴う”
に匹敵するぐらいの素晴らしいコトバだと思います。
1998年の「ブレイド」の全米公開のヒットから
始まるマーベル映画ブームは、
2007年の「スパイダーマン3」で第一ステージを終えました。
そして2008年、この「アイアンマン」から新たなマーベル映画のステージが始まります。
(恐らく2011年の「アヴェンジャーズ」と「スパイダーマン4」がこのステージの中心となります)
日本でアメコミ映画の良さをわかってくれる人たちが
増えていることを肌で感じます。
「アイアンマン」と過ごした、この半年間の経験を財産にして、
次来るヒーローたちのために、またがんばろうと思います!
WE LOVE IRONMAN! YEAH!
PS
とはいえ「アイアンマン」来週も、
東京・新宿ピカデリーでは絶賛上映中です!
ここはDLP(フィルムを使わないデジタル)上映。
アーマーのカラーとか本当にきれいです。
http://www.shinjukupiccadilly.com/