この場をかりて、僕にとっての恩人の話をさせてください。
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僕は、いまこうしてアメコミ映画について、
「書ける」ことを心から幸せなことだと思っています。
でもそれは、
僕の文章を「読んでくださる」方々がいるからであり
(=だから、僕は、このブログやパンフレット等を読んでくださる
皆様に深く感謝しています)
僕に書く「機会を与えてくださる」方々のおかげなのです。
今日、東京・銀座で、ある集いがありました。
「中村桂子さんを偲ぶ会」。
今年3月に、天に召された中村桂子さん。
「DVD&ブルーレイでーた」の編集者です。
とてもキュートで、
そして映画への愛にあふれている女性でした。
そして中村さんは、
素人同然だった僕に、
「DVD&ブルーレイでーた」で
アメコミ映画についての記事を書くチャンスをくれた方なのです。
「角川の雑誌に、自分の原稿が載る!」
こんなすごいことが起こるなんて!
とても興奮し、感激したことを今でも覚えています。
アメコミ映画がだんだん市民権を得るようになって、
そして「DVD&ブルーレイでーた」誌でも、
とりあげることが多くなって、
中村さんからのお仕事はどんどん増えていきました。
中村さんが声をかけてくれたら(=いや絶対、声かけてくれるから)、、
また「アベンジャーズ:エイジ オブ ウルトロン」のレビューを書こう。
今年もコミコンのレポートを作ろう。
来年は「バットマン V スーパーマン」のコラムも準備しよう。
そういうことが、これからも普通に続いていく、、
そう思っていたんです。
今日の偲ぶ会は、
中村さんにゆかりのある映画業界関係者、
ライターの方が大勢集まる素敵な会になりました。
僕が尊敬する映画ライターの方にも会うことが出来て、
中村さんがひきあわせてくれたんですね。
最後の最後まで、映画の仕事を全うして、
旅立たれた中村桂子さん。
僕をライターとして信頼してくださったことがうれしく
でも本当に中村さんのお気持ちに応えられたのか、、と
心残りのことがいっぱいいっぱいあるのですが、
これからも”杉山すぴ豊”として書き続けることで、
いただいた御恩に報いようと思います。
本当にありがとうございました!