MARVEL VS Hollywood

マーベル原作映画についてのあんな話・こんなうわさ

僕が今年大プッシュの作品の一つ「ウルフマン」。その出演俳優であり、プロデューサーである、ベニチオ・デル・トロ氏が3月1日の満月の夜に来日し、3日、東京・有楽町のペニンシュラ東京で記者会見をしました。その記者会見にお邪魔したのでそのレポートです。

会場は満員！やはり女性に人気あるから、女性ライター多し＆
ホラー映画系のライターさんも多いです。

デル・トロさん登場！
かっこいい！長身で、ガッシリしていて、雰囲気がある！
女性に人気があるのがわかります。

それで、質疑応答。
なんと、最初の質問者の権利を、僕がいただきました。
実は、当日、「ターミネーター４」のときのイベントで着た、
血が飛散ったようなスーツ着たんですね。

（このスーツ：http://movie.nifty.com/sp/T4_dvd/）

「ウルフマンに引き裂かれ、血まみれをイメージしました」と言ったら
デル・トロさんに受けていた（笑）

で、僕の質問は
「なぜ、クラシック・モンスターである”ウルフマン”を作り（＝デル・トロ氏はプロデューサーでもある）、演じようと思ったのか？」でした。

デル・トロ氏は
「僕が”狼男”に似ているからだよ」とジョークで返したあと、
「もともと１９４１年の”ウルフマン”の大ファンで、７０年近くたつのに、（狼男映画は沢山あるのに）、このオリジナルは、それ以降キチンと語られたことはなかった。だから、作りたかった。なによりも、若い世代に、僕の大好きなウルフマンを観てもらいたかった。リメイクにあたり、
オリジナルに忠実なストーリーでありながら、新しい
要素やよりブラッディ＝血なまぐさいでバイオレンスなシーン、ラブストーリーの要素を入れた」と熱く語りました。

今回、ＣＧ（どうも正式にはＣＧＩというみたいです。デル・トロ氏はＣＧＩと言っていた）ではなく、リック・ベイカー氏（＝もう僕にとっては憧れの、特殊メイクの神です）による、メイクで”狼男”を再現した理由については、
「オリジナル版でも、人間が演じていた。だから、今回もそうしたかった。
時々ＣＧも使っているが、メインは特殊メイク。リック・ベイカーは最高のメイキャップ・アーチストだから。彼と僕は、愛憎関係（笑）。
朝、4時間かけてメイクするんだ。このときは楽しい。ＬＯＶＥ　リック・ベイカー！　撮影が終わって、僕と彼だけが居残って、メイクをおとすんだ。２時間かかる。特殊な、接着剤だから、ガリガリはがすんだよ。このときはＨＡＴＥ（憎し！）リック・ベイカー メイクした後の自分の顔見たら、自分の家で飼っているセント・バーナードみたいだった（笑）」

やはり、ホラー映画ファンのライターさんが多く、リック・ベイカー話で
もりあがりました。
一方、女性陣からは、
「あなたはとてもＳＥＸＹですが、どうしたらＳＥＸＹになれつんですか？」
「（ちょっと照れて）ＳＥＸＹか、どうかはうまれつき（笑）。両親に感謝かな」
「日本では、草食系男子　肉食系男子というコトバがありますが、あなたは？」
「コウベ・ビーフ（笑　註：ハリウッドのセレブの中では神戸牛が有名だそうです）。女性に応じて、草食系になったり、魚系になったり、肉食系になったり」
と、ナイスな受け答えでした。

アンソニー・ホプキンス氏との共演については、
「憧れの人だったので興奮した。メジャーリーグの試合を最前席でみている、感じ。彼と初顔合わせしたとき、”あ、ニクソンが来た！”
と思ったよ」

この「ウルフマン」実は監督が途中で交代して、ジョー・ジョンストン監督になったことについては
「主人公の描き方について、前の監督とスタジオの間で相違があった。
（前の監督のビジョンは）主人公は、もっとダークで怒りをかかえているという設定だった。狼男になる前から、狼男っぽいというか。
それはそれで面白いとおもったけど、結局、人間の時は
ふつうの男が、怖い狼男に変身してしまう、という方がいいと思った。
ジョー・ジョンストン監督で正解だっと思う」とコメントしました。
（註：この前の監督とジョー・ジョンストン監督との違いについては、けっこう映画の核心に触れる事なので、これは公開直前になったら改めて書きますね）

いい感じの会見で、記者や取材陣に対し、本当に心配り＆サービス満点でした。僕は、彼のファンになりました！

この「ウルフマン」いよいよ、来月４月２３日公開！

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★僕の「ウルフマン」レビューはこちら；
http://supi.wablog.com/1604.html

★「ウルフマン」の公式サイト
http://wolfman-movie.jp/