★「ウルフマン」レビュー!!パワフルな快作誕生!

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2010/02/17 17:08

すぴ。
★「ウルフマン」レビュー!!パワフルな快作誕生! 1

うおおおお!!!!と吼えてみました(笑)
今日、僕が、今年もっとも楽しみにしている映画の一つ「ウルフマン」の
マスコミお披露目試写会にお邪魔してきました!
アメコミ・ヒーロー映画以外で、僕がずっと観たかった映画。
いやアメコミ・ヒーローとも近いテイストを持つ、アメリカ映画の生み出した
代表的なキャラクター。
アメリカでは、オリンピックとぶつかったのにも関わらず、しかもR指定(=お子様観ちゃダメ)という制限がるにも関わらず、オープニング週末
3000万ドルの大ヒット。
歴代“狼男が主役”の映画史上1位の成績です!
蜘蛛に噛まれてスパイダーマンになるか、狼に噛まれてウルフマンになるか(笑)
のちがいぐらい、ワクワクしていたのですが。

と、同時にすごく重要なのが、
*この「ウルフマン」の監督ジョー・ジョンストンが「ファースト・アベンジャー:キャプテン・アメリカ」の監督であること!
*この「ウルフマン」で重要な役割を演じているアンソニー・ホプキンス氏が、「ソー」の父オーディンを演じること
*この「ウルフマン」のヒロイン エミリー・ブラント嬢が「アイアンマン2」のブラックウィドー候補だったこと
*音楽は「スパイダーマン」のダニー・エルフマン
というだけでも、
アメコミ映画ファンとして、MUST SEE!な作品ですね(笑)
とはいえ、日本での映画公開まで2ケ月あるので、ネタバレなしでのレビューです。

なお当日は、秘蔵の狼男指輪(写真。デザインは昔の狼男版です。ちなみに、この指輪をプレゼントしてくださった方は、すごくきれいな女性の方でした。この場をかりてLOVE!)をつけて、
試写会場に行きました。

「ウルフマン」のサイトはこちら
http://wolfman-movie.jp/

****************以下、レビューです***************

結論から言いましょう!

うれしくなるような、アクション・ホラー(モンスター)エンタテインメントです!なによりも、こんな狼男映画が観たかったああ!と、少年心をくすぐりまくるパワフルな快作でした。

狼男って、子どものころから好きなモンスターでした。
特にあのユニバーサルの古典の「ウルフマン」(今回の元ネタですね)と
オリバー・リードの「吸血狼男」のスチル写真は、少年誌の怪奇特集とか、妖怪図鑑の類には必ずといっていいほど、のっていました。
その造形の素晴らしさに恐怖し かつ 魅せられていました。

子どものころは、もちろんビデオなんてないから、勝手に
そのスチルをみながら、想像を膨らまして、自分だけの狼男の物語を
空想していたんです。
で、大人になって、こうした作品のビデオとかやっと観れたんですが、
なんていうか、自分が想像してほど怖くない(笑)
なにより、思ったより、狼男が活躍しないんですよ(笑)
それはそうですよね、昔の映画だから、、テンポとか、恐怖シーンも
物足りないわけで。

確かに「ハウリング」や「狼男アメリカン」は好きだったんですが、
人間が”狼”そのものになるのは、僕にとっては”狼憑き”であっても
”狼男”ではないのです。
純粋なる狼男が、暴れまわる、、そういう映画が観たかった。

その想いに、ジャストミートの大ホームランで答えてくれたのが
この「ウルフマン」でした!!
この「ウルフマン」は、何よりも、狼男らしい狼男が大活躍!!
ケレン味タップリのモンスター映画です。

今風のアクション・エンタテインメントのテンポでありながら、
すごく画面は、昔のイギリスっぽく絵的に美しいし、
また今度の映画の製作陣は、
過去の狼男映画へのオマージュを随所にちりばめています。
ユニバーサルの狼男ものの1作目の「倫敦の人狼」本作の
オリジナルである「ウルフマン」そして事実上の「ウルフマン」の続編であった
「フランケシュタインと狼男」、さらに60年代の「吸血狼男」を思わせる設定や
イメージがちりばめられています。


ニコラス・ケイジ氏が「ゴーストライダー」の変身シーンは、
昔の「ウルフマン」の変身シーンを参考にしたと言っていましたが、
そう狼男と言えば変身。
今回は、CGではなく特殊メイクでの、変身。
僕ら世代には、神とあがめる、モンスター・メーカー 特殊メイクの
リック・ベイカーさんと出演のデルトロ氏の演技がマッチングして、
カタルシスにある変身シーンを見せてくれます。

感心したのは、今回の「ウルフマン」、
たしかに血や内臓がとびちるんですが、そんなに不愉快じゃないというか、
リアルすぎない感じがするんです。
このへんの塩梅、さすがリック・ベイカーです。

考えてみればジョー・ジョンストン監督は「ジュラシック・パーク?」
の恐竜バトルなど、この手の映画で観客が観たい、というものを
ちゃんと見せてくれる人でした。
きっと彼なら、僕らが観たい「キャプテン・アメリカ」を作ってくれるでしょう!

「ウルフマン」は、ホラー映画であり、
極悪なモンスターであることは間違いないんですが、
どこかヒーローっぽい(=キング・コングやハルクな感じ)。

とにかく、”彼”のあばれっぷりに、
本当にうれしくなるような狼男映画でした!


GREAT!!

「キャプテン・アメリカ」も期待してますよ!!

 Comments 3
 2010/02/17 20:03
 蜂蜜少年
 すぴさんの話聞いて あまりウルフマンは興味なかったんですが 観たくなりました! 予告編をさっそくみたんですが かなりいい感じですねぇ(笑) 裁判のような場面での変身シーンにしびれました! 最近は ヴァンパイア、狼男は様々な映画に登場しすぎて 見飽きてきましたが 今作は狼男の原点の怖さが見れそうで楽しみですね!!
 2010/02/18 00:06
 仮面ライダーヨズノリ
 確か、ユニバーサル映画は、白黒映画の時代に多数のホラー・怪奇モノの映画を製作したんですよね?「ウルフマン」に限らず、「ドラキュラ」「フランケンシュタイン」なんかもスタイリッシュにリメイクして欲しいですね。いっそ「シン・シティ」のように、パートカラーで製作しても面白いのではないでしょうか?(個人的に白黒の方が恐怖感が引き立つ気がします)長々失礼しました。
 2010/02/18 00:27
 すぴ
 蜂蜜少年さんへ: あの裁判のシーンのあとは、ロンドンの街を舞台にした大アクションです。もえますよ。「シャーロック・ホームズ」「ウルフマン」とロンドン活劇ですね!やっぱり、絵になるのかな、あの街。 仮面ライダーヨズノリさんへ: そうですね。で、実はユニバーサルの「ミイラ再生(ミイラ男もの)」のリメイクが「ハミナプトラ」 そして「ドラキュラ」「フランケンシュタイン」をリミックスさせてリメイクしたのが、ウルヴァリン兄貴ことヒュー・ジャックマン氏の「ヴァン・ヘルシング」なんです。個人的には「半魚人」のリメイクを希望です。