たったいま、話題作「アバター」の先行上映観て来ました。
上映終了後、拍手が起こったぐらい、素敵な映画でした!
ストーリーは、もうすでにいろいろなところで紹介されていますが、パンドラという星を舞台に、クライマックスは、強欲な侵略者である地球人とその星に住む青い肌の先住民ナヴィたちとの大バトルです。ジェームズ・キャメロン監督らしいスペクタクルなんですが、
単純にスーパー・ドンパチ・アクションだから興奮するのではなくて、僕ら観客は、いつしか、この異形のナヴィたちに感情移入して、思わず身をのりだして彼らを応援してしまうんです!そういう極めてエモーショナルな興奮なんです。
だから、ナヴィたちの勝利に僕らは喜び、拍手がおこったんですよ。
そして、僕らがこれほどまでに、ナヴィたちにのめりこめるのは、そのくらい、丁寧に、ジェームズ・キャメロン監督は、パンドラの自然とナヴィたちの生活をじっくり描いてくれていて、この世界感にタップリひたれるよう、最新の3D(=立体)映画技術が使われているのです。
そう、この映画における3Dは、なにかが目の前にとびだしてきてビックリさせるような、刺激的=見世物的ケレン味ではなく、僕らが、この世界を愛せるような、
情緒的な奥行きなのです。だから、この映画では、ナヴィたちが弓矢を使いますが、見世物的3D映画なら、絶対、観客の方に弓矢が飛んでくる演出を入れるハズです。しかし、キャメロン監督はそういうことはしない。むしろ、弓をひいてかまえるナヴィたちの表情を奥行きのある映像で見せることによって、弓矢にこめられた彼らの志をうかびあがらせるのです。
そして、この映画のヒロインであるナヴィの娘が、本当にキュートでチャーミングな女性に見えてくるから不思議です。本当、かわいいんだから!(やっぱりスタン・ウインストンのデザインはすごい!そしてゾーイ・サルダナ嬢のすばらしい演技がこの青いヒロインに命を与えました!)
このブログを書きながらも、ナヴィたちは今頃、パンドラで幸せに暮らしているだろうか?と、つい思ってしまう自分がいます(笑)
*写真は、今日の鑑賞のお供に映画館まで連れて行った、マクドナルドのハッピーセット版アバターくん です(日本では未発売モデル) あと今日の僕は、ナヴィたちに敬意を払って、全身青色のスーツで鑑賞しました(笑)
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