話題作「2012」のマスコミ向け完成披露試写会にお邪魔してきました。
これからご覧になる方のために、詳しくは書きませんが、
今回、この作品で描かれる
災害は、例えばマグニチュード10という超巨大地震や、
高さ1000メートルを越す津波等、
ありえないぐらいすごいものばかりなんです。
ある意味、聖書とか神話に出てくるような天変地異なんです。
逆に言うと、僕らは、本当の災害をニュースや
ネット動画で見てきているわけですから、
エメリッヒ監督としては “現代社会を神話的災害が襲う”として描く事で、
リアルさとフィクションのバランスをうまくとっているのでしょう。
この災害シーンが、リアルすぎると、
やっぱりどこか身につまされてしまう。
映画的にショーアップされてるからこそ、
僕らは、お話として、このスペクタクルを楽しむ事ができるわけです。
とはいえ、視覚効果はすばらしく
とてもリアル=迫真に迫るのですけどね。
この「2012」の真の楽しみ方は、
見終わったあとに“自分(OR あんた)だったらどうする?”
と仲間内で盛り上がる事で、だから一人で観に行くより、
みんなで観にいくイベント映画です。
あなたの人生を変えた映画はなんですか?という質問に対して、僕の答えは決まっていて
小学生のときに新宿ピカデリーで観た「タワーリング・インフェルノ」なんですね。
映画ってスゲーと心からうちのめされました。
以来、洋画が好きになったんです。
優れたパニック映画というのは、そのドラマ性と見世物性で、
一番、映画の楽しさを教えてくれるジャンルではないでしょうか?
中学生あたりの子が「2012」を観て
洋画ファンになってくれたら素敵です。
さて、なぜこの映画とアメコミの関係はなにかというと、
「ダークナイト」に出てきた、あの中国人マフィアのボスと、
ロシアのプリマドンナが、それぞれ重要な役で登場すりのです。
お見逃しなく(笑)
http://www.sonypictures.jp/movies/2012/